WordPressを使用してブログを始めるにはサーバーを利用する他にドメインも必要になってきます。
初めてブログをする場合、選んだサーバーによっては無料でドメインが使用できるものもあります。
この記事では、無料ドメイン特典が無いサーバーを選んだ方や2つめのブログを運用する方におすすめするドメインについて紹介しています。
ドメインとは
ドメインとは、公開されたブログを閲覧すると上部に表示されるもので、URLと呼ばれる「https://」から始まるインターネット上の住所のようなものです。
ドメインは大きく以下の2つに分類されます。
・共有ドメイン
無料ブログなどで使用されるドメインで、「〇〇〇.ameblo.jp」や「〇〇〇.hatenablog.jp」のようなドメインです。
無料で使用でき「〇〇〇」の部分はあなたが決めることができますが、その後ろにブログサービス名が入ります。
同じサービスを利用しているユーザーと共通のドメインを共有するため「共有ドメイン」と言います。
ブログやサーバーを変更するとURLが変わってしまうため、それまでに積み上げたドメインパワーが無くなるデメリットがあります。
・独自ドメイン
共有ドメインのようなサービス名が入らず、あなただけの唯一のドメインです。
サーバー取得の時に無料特典としてついてくる場合以外は有料で取得します。
新規の時に安く取得したドメインは、2年目以降の更新時に他よりも高くなるものもあります。
サービス会社の都合などでURLが変わることがないため、ドメインパワーを積み上げることができます。
ブログを運用して収益化したい場合は、独自ドメインを取得することをおすすめします。
ブログを始めるのに必要なものと無料ブログと有料ブログについて
おすすめのドメイン4選
おすすめのドメインサービスは以下の4つです。
利用するサーバーが決まっている場合は、同じ会社のドメインを使用すると設定が簡単になるといったメリットがあります。
・お名前.com
・ムームードメイン
・バリュードメイン
・エックスドメイン
おすすめする4つのドメインサービスの簡単な比較表です。
キャンペーンやセールを行っていることも多いため、内容が違っている場合もあります。
ドメインは人気のある「.com」で比較していますが、他のドメインを取得したい場合はそれぞれのHPなどで確認をお願いします。
お名前.com | ムームードメイン | バリュードメイン | エックスドメイン | |
運営会社 | GMOインターネット㈱ | GMOペパボ㈱ | GMOデジロック㈱ | エックスサーバー㈱ |
同会社サーバー | お名前.comサーバー | ロリポップ/ヘテムル | バリューサーバー | エックスサーバー |
ドメイン数 | 580種類以上 | 約80種類 | 570種類以上 | 約70種類 |
公開代行サービス料 | 980円/年 | 無料 | 無料 | 無料 |
ドメイン移管(.com) | 0円 | 1.728円 | 0円 | 1円 |
ドメイン取得(.com) | 0円 | 1円 | 0円 | 1円 |
ドメイン追加(.com) | 0円 | 750円 | 750円 | 770円 |
ドメイン更新(.com) | 1,408円 | 1.728円 | 1,510円 | 1,298円 |
メールサポート | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
チャットサポート | - | 平日 9:30~13:00 土日 14:00~17:00 | 平日 10:00~12:00 | - |
電話サポート | 24時間365日 | - | - | 平日 10:00~18:00 |
それぞれについて簡単に紹介します。
ドメインの選び方について後述していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
お名前.com
当ブログでも使用しているドメインサービスで、GMOインターネット株式会社が運営している最も有名なものの1つです。
580種類以上のドメインから選択でき、セールやキャンペーンも多く安めに設定されています。
同じ会社で運営しているサーバーは、お名前.comサーバーです。
ムームードメイン
ロリポップサーバーを使用している方は、同じGMOペパボ株式会社が運営しているためおすすめです。
管理画面がわかりやすく使いやすいドメインサービスです。
取得したドメインでメールアドレスが作れるオプションもあります。
バリュードメイン
バリューサーバーを使用している方におすすめのドメインです。
複数のドメインを購入すると割引を受けられるのがポイントで、複数サイトを運用する場合に便利です。
エックスドメイン
Xサーバーを使用している方は同じエックスサーバー株式会社のため、おすすめのドメインです。
「.comドメイン」で比較した場合もっとも更新料金が安いので、長期的にブログを運営したい方にはおすすめです。
独自ドメインの選び方
のらねこの場合、ドメイン名の重要性に気付く前に取得してしまったためブログの内容と合っていませんが、今まで築いてきたドメインパワーを落としたくないのでそのまま使用しています。
そのような失敗をしないために、ドメイン名を決める時には以下のようなことを考えて取得するようにしましょう。
・一度決めたドメイン名は変えられない
・ブログの内容がわかるような名前にする
・独自ドメインは簡潔で長すぎないものにする
ドメインの取得時に考えること
一度決めたドメイン名は変えられない
「ブログの内容と合っていない」「ドメインの綴りを間違えた」と後で気付いても、一度取得したドメイン名の変更や修正はできません。
どうしても変更したい場合は改めて取得し直す必要があり、再度取得費用がかかり返金もされません。
ドメイン名を取得する時には何度も見直して綴りなどの間違いがないようにしましょう。
ブログの内容がわかるような名前にする
ユーザーでURLまでチェックしている方はあまりいないかもしれませんが、ブログの内容を表したものや、あなたの名前が入っていたりブログ名が入っているようなドメインであれば「このブログは〇〇〇についてのブログだ」「このブログはあの人のブログだ」とわかりやすくなります。
会社やお店のブログの場合は、社名や店名が入ったものにするのがおすすめです。
複数のブログを運営している場合は、あなた自身も何について書いてあるブログか分かりやすく、管理しやすくなります。
ドメイン名は早く取得したもの勝ちですが、ユーザーが勘違いしてしまうような有名な会社やブランド名で取得することはおすすめしません。
商標権{商品やサービスの目印(商標)を独占できる権利}の侵害でトラブルになる可能性があります。
独自ドメインは簡潔で長すぎないものにする
独自ドメインの名前として使用できるのは、3~32文字以内です。
ドメイン会社やレンタルサーバー先によって設定が違う場合があるかもしれないので、長い名前を付けたい場合は念のため取得や登録する前に文字数を確認しましょう。
ドメインはURLに表示されるため、長すぎるとどんなブログなのか伝わりにくくなり、SNSと連携する場合にもURLを貼り付けるだけで文字でいっぱいになってしまうため、簡潔でわかりやすいものにすることをおすすめします。
ドメインの種類
ドメインには以下のような種類があります。
英語ドメイン
初めてブログを運用するためにドメインを取得する場合は、英語ドメインを取得するのが無難です。
URLを見ると、英語や数字、記号から成り立っているのがわかりますが、数字や記号では何のブログなのかわかりにくいため、違和感のない英語にするかあなたの〇番目のブログとわかるように末尾に数字を入れるのがおすすめです。
また、英語と言ってもブログの内容をわかりやすくするためにローマ字表記で取得することもおすすめです。
例をあげると、英会話についてのブログを運用する場合、「english-conversation」でドメインを取得するより「eikaiwa」で取得した方がわかりやすいかもしれません。
単語が繋がって意味がよくわからなくなる場合は、間に「-」などの記号を入れて取得するとわかりやすくなります。
商標ドメイン
商標ドメインは、特定のアフィリエイト商品の名前とキーワードを組み合わせたドメインです。
ペラサイトと言われるアフィリエイト商品を1ページで紹介するサイトなどの場合にわかりやすくアピールできるドメインですが、非常に人気があるため競争率が激しく取得するのが難しいです。
日本語ドメイン
独自ドメインは、日本語で取得できるものもあります。
URLに日本語が入るため非常に目立ちアピールすることができますが、利用できないサーバーがあったり、SNSに貼り付けると文字化けする可能性があるなどのデメリットがあります。
中古ドメイン
ブログを運用していると、中古ドメインを勧めてくるメールがくることがあります。
中古ドメインは、その名の通り過去に他の方が運用していたドメインになります。
運用期間が長いドメインはアフィリエイトをする上で重要なSEOが有利だとされ、検索エンジンで上位表示されやすい利点があります。
しかし、新規のドメインに比べると取得金額が高く、金額に見合わない品質のものもあるため、それを見極めることができない初心者にはおすすめしません。
ドメインの末尾の種類
ドメイン会社のサイトを見ると、取得するドメインの末尾にはいろいろな種類があることがわかり、末尾によって金額が全然違うことに気付くと思います。
この末尾のことを、トップレベルドメインと呼びます。
人気のあるトップレベルドメインの場合、希望するドメイン名によってはすでに他の方が使用していて使えない場合がありますが、比較的新しいトップレベルドメインにすることで希望のドメイン名を取得できることがあります。
トップレベルドメインは使用する目的によっておおよそ決まっているものもあります。
gTLD(分野別トップレベルドメイン)
世界中の誰でも自由に取得できるドメインです。
・.com:商用サービスや企業向けドメイン
・.net:ネットワークサービス向けドメイン
・.biz:ビジネスや企業向けドメイン
・.info:口コミや情報発信向けドメイン
・.org:組織や非営利団体向けドメイン
「.com」はcommercial(コマーシャル)の略で、意味は「商用」ですが個人ブログでも多く利用されています。
「.net」はnetwork(ネットワーク)の略で、こちらも用途に関係なく多く利用されています。
「.com」や「.net」は、どちらも多くの方が利用しているため信用度が高く、購入費用や2年目以降の更新料金も手ごろな価格であるため長期運用に向いています。
ただし、人気があるため希望するドメインがすでに他の人に使用されていることも多いことが難点です。
どうしても希望する文字列でドメインを取得したい場合は、取り扱うカテゴリなどに関係あるトップレベルドメインを取得するのもいいと思います。
新gTLD(新ドメイン)
上記したgTLDのうち、2012年以降に創られたトップレベルドメインです。
人気のある「.com」や「.net」で取得できなくても、比較的新しいトップレベルドメインのため希望のドメイン名で取得できるかもしれません。
・.blog:ブログ使用向けドメイン
・.site:サイト全般向けドメイン
・.app:アプリケーションやゲーム向けドメイン
・.cloud:クラウドサービス向けドメイン
・.work:仕事や作品の紹介向けドメイン
ccTLD(国コードトップレベルドメイン)
国や地域に割り当てられるドメインで誰でも取得できます。
取得するには特定の地域に居住する個人や団体でなければならない場合もあります。
・.jp:日本を意味するドメイン
・.us:アメリカを意味するドメイン
・.tokyo:東京の地名を表すドメイン
・.yokohama:横浜の地名を表すドメイン
属性型jp
組織ごとに分けられたドメインで、1つの組織で取得できるのは1種類だけです。
登録要件が厳格でユーザーの信頼を得やすいため、企業や各種団体の公式HPとして利用されることが多いトップレベルドメインです。
・.co.jp:日本国内で登記を行っている会社向けドメイン
・.or.jp:財団法人、社団法人、特殊法人向けドメイン
・.ne.jp:日本国内のサービス提供者によるネットサービス向けドメイン
・.ac.jp:高等教育機関および学校法人向けドメイン
・go.jp:日本の政府機関や各省庁所管の研究者向けドメイン
他のドメインと比較すると高価な分信用性が高く、企業などビジネス向けとして長期的に運用するのに向いているドメインです。
法人向けのドメインとしては「.incドメイン」という個人で使用するには高すぎるドメインもあります。
その他のドメイン
・.xyz:用途に縛られず汎用的に使用できるドメイン
キャンペーンなどで安くなっているgTLD以外で特に目を惹く安さのドメインです。
初期費用が安いドメインは2年目以降のドメイン料金が高くなる場合が多いため、ブログアフィリエイトのような長期運用には向いていません。
使用する例としては、美容系やダイエット系などの特定の商品だけを紹介するサイトの場合、どんな商品がどんなキーワードで収益があがるかわからず、また一時的に収益をあげることができても次々に同系列の新商品が発売されるため、ある程度の期間がすぎると収益をあげることができなくなるので長く運用する必要がありません。
そういった量産型のサイトアフィリエイトを運用するのに向いているドメインになります。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
サーバーは手数料がかかる場合もありますが、他に気に入ったものがあれば移管することができます。
しかし、ドメインは一度取得してしまうと変更も修正もできません。
ブログ運営をする限りずっと使い続けるものになるので、あなたのブログの内容に合うドメインを取得してくださいね。