「Googleアドセンス審査」に合格することは、ブログを始めたばかりの初心者が最初に目標とすることが多いのではないでしょうか。
そんな初心者を狙う悪質な行為の1つに「アドセンス狩り」があります。
「AdSense Invalid Click Protector」は、そんな「アドセンス狩り」からあなたのブログを守るプラグインです。
この記事では、「アドセンス狩り」とはどのようなことなのかや「AdSense Invalid Click Protector」の設定について紹介しています。
このブログで使用しているテーマはこちら
アドセンス狩りとは
「Googleアドセンス」を検索すると必ず候補の中に「アドセンス狩り」が入っているため、知っている方も多いと思いますが、まだブログを始めたばかりで知らない方もいるかもしれませんので説明します。
「アドセンス狩り」とは、ブログに貼ってあるアドセンス広告を短期間に何度もクリックすることで、Googleに不正行為と認識させてアドセンスアカウントを停止に追い込む悪質な行為のことを言います。
特にTwitterなどのSNSで、嬉しさのあまり対策をする前に合格したことを報告したブログが狙われやすく、実際に合格してから数日で広告停止にされた方を見たことがあります。
「アドセンス狩り」以外で注意することとしては、自分自身で広告をクリックすることは、Adsenseプログラムポリシーに違反する行為なので絶対にしてはいけません。
また、ブログ仲間同士でのお祝いとしてクリックしあう行為は、善意のクリックだとしても不正行為とみなされる可能性があるためおすすめしません。
一度アカウント停止処分を受けると、アドセンスアカウントは個人では1つしか持つことができないため、あなたに非が無かったとしても復旧させるまでに手間がかかり収益を得ることもできなくなるので、事前に対策をすることをおすすめします。
この記事で紹介する「AdSense Invalid Click Protector」は、そんなアドセンス狩りからあなたのブログを守ってくれるプラグインですが、手動広告のみに対応しているものなので自動広告にしている場合は適用できません。
AdSense Invalid Click Protectorの設定
Adsense Invalid Click Protectorのインストール
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」の「キーワード」に「AdSense Invalid Click Protector」と入力して「今すぐインストール」→「有効化」しましょう。
Adsense Invalid Click Protectorの設定
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」→「Ad Invalid Click Protector」の「Settings」をクリックします。
デフォルトの設定では、「3」時間以内に「3」回クリックした場合、「7」日間ブログへのアクセスを禁止することができるようになっています。
特定の国からのアクセスを拒否することもできますが、一般的には赤枠の部分の設定だけで問題ありません。
この設定はあまり厳しいものにしてしまうと、不正ではないクリックをしても広告が表示されなくなるため、よくわからない場合はデフォルトのままにしておきましょう。
・Set the Click limit:クリック回数の上限
・Click Counter Cooke Expiration Time:何時間以内に上記の回数をクリックしたら制限する
・Set the Visitor Ban Duration:制限する日数
・Do you want to use the IP-API Pro key?:有料プランを使用するかどうかなので「No」のままにします
・Provide your IP-API Pro Key:有料プランのキーコードを入力
・Do you want to block showing ads for some specific countries?:制限する国を指定するかどうか
・Banned Country List-Put ISO ALPHA-2 Country Codes(Comma Seperated):制限する国のコードを入力
AdSense Invalid Click Protectorの使い方
「AdSense Invalid Click Protector」は、上記の設定だけでは完全ではありません。
上記の設定を適用するためのショートコードを作成し、そこにアドセンス広告コードを組み込むことで悪質なアドセンス狩りからあなたのブログを守ります。
このショートコードにアドセンス広告のコードを組み込む作業があるため、自動広告にしている場合は適用できません。
コード作成は初心者には少し難しいかもしれませんが、使用するコードをコピーして頑張って作成してください。
プラグインを増やしたくない場合は「function.php」を編集する方法がありますが、失敗するとブログが真っ白になる可能性があるため初心者にはおすすめできないので、ここでは紹介しません。
Code Snippetsをインストールする
ショートコード作成のために、もう1つプラグインをインストールします。
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」の「キーワード」に「Code Snippets」と入力して「今すぐインストール」→「有効化」しましょう
ショートコードを作成する
WordPressの管理画面から「Snippets」→「Add New」を選択します。
上部の「Enter title here」には「アドセンス狩り対策」「アドセンス不正クリック対策」などあなたの好きなタイトルを入力します。
コード欄には以下のコードを貼り付けます。
function ads01Func() {
if( aicp_can_see_ads() ) {
$adCode = '
<div class="aicp">
>>ここにアドセンス広告コードを貼り付けてください<<
</div>';
return $adCode;
} else {
return '<div class="error">広告は表示できません</div>';
}
}
add_shortcode('ads01', 'ads01Func');
貼り付けるアドセンスの広告コードは、手動で広告を設置する際に表示されるコードです。
Googleアドセンス広告の種類と広告の手動設置方法【AFFINGER】
>> <<の部分を含めた赤下線部分に上の画像の赤枠のアドセンス広告のコードを貼り付けてください。
タイトルとコードを入力したら、下にスクロールして「Save Changes and Activate」をクリックします。
1つのブログでいろいろな種類の広告を使用したい場合は、上記コードの「ads01」の部分を「ads02」「ads03」のように変更すれば複数のショートコードを作成することができます。
※変更する箇所は一番上と一番下に全部で3カ所あります
ショートコードを貼る
当ブログではAFFINGERを使用しているため、画像はAFFINGERのものになります。
ショートコードはそれぞれの記事内の好きな場所に設置すればその場所に広告が表示されますが、すでに記事がたくさんある場合は1つ1つ設置するのが面倒なのでウィジェットで設置していきます。
何も対策していない場合は、ウィジェットで広告を貼りたい位置にアドセンス広告コードをそのまま貼り付けていましたが、同じ位置にショートコードを入力します。
投稿記事の下に広告を表示してみます。
「カスタムHTML」を「投稿記事の下に一括表示」に設置します。
上で作成したコードで生成されるショートコードは「ads_01」(コードの一番上と一番下に表示されています)になるため、広告を貼りたい位置にこのショートコードを貼り付けます。
※貼り付ける時には「 」を半角の[ ]に変えます
ブラウザであなたのブログを開いて、広告が表示されているかどうかを確認してください。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
目標だったGoogleアドセンス審査に合格した時は、嬉しくてすぐにTwitterで報告したくなってしまいますが、その気持ちをグッと抑えてまずはアドセンス狩り対策をしましょう。
ブログを始めてすぐの頃はほとんど収益がないため、あちこちに広告が出る自動広告に魅力を感じる方がいるかもしれませんが、ユーザーの立場からは広告だらけのブログによい印象を持ちませんし、今回紹介したプラグインも使用できないため個人的には手動広告にすることをおすすめします。