テーマとは、ブログやサイトのテンプレート(雛型)のことです。
テーマはいくつも記事を書いた後に変更するとそれまで書いた記事の見た目が崩れる可能性があるため、記事を書き始める前に決めることをおすすめします。
この記事では、無料テーマと有料テーマの比較やおすすめのテーマの紹介、テーマのインストールについて紹介しています。
無料テーマと有料テーマの比較
あなたがブログのテーマを選ぶ時にこだわる点はどのようなことでしょうか?
・操作がしやすい
・SEO対策が充実している
・見た目(デザイン)が綺麗
・操作に困っても検索すればすぐに問題を解決することができる
他にこだわりの点がある方もいるかとは思いますが、一般的には上記したような点が求められるのではないでしょうか。
WordPressをインストールした時に初期設定されているものや選択できる無料のテーマを使用することもできますが、使用するには多少のカスタマイズの知識が必要となるため、見た目が綺麗で更新や変更が簡単にでき、SEO対策がしてある別のテーマを使用することをおすすめします。
テーマには無料のものと有料のものがありますので、それぞれのメリットとデメリットを比較してあなたがこれから運営していくブログに合うものを選択してください。
無料テーマでも収益をあげている方はいますし、有料テーマを使用していても全く収益が無い方もたくさんいます。
有料テーマに変更したら、すぐに月に何十万も稼げるという考えは持たないようにしてくださいね。
無料テーマ
メリット
・お金がかからない
無料テーマを使用する一番のメリットは、お金がかからないことです。
学生や主婦などブログを始めてみたいけれどお金はかけたくない方や、いろいろなテーマの使い勝手を知りたいという方にも利用しやすいです。
ただし、テーマは変更するとそれまで書いた記事のデザインが崩れる可能性があり、その都度書き直しが必要になるためむやみに変更することはおすすめしません。
また、ブログは3ヶ月以内にやめてしまう人が30%いると言われています。
興味はあるけれど続けられるかどうかわからない方は、無料のテーマを使用した方がいいかもしれません。
・SEO対策済のテーマもある
無料であってもSEO対策されているテーマもあります。
デメリット
・デザインで個性を出しにくい
有料テーマに比べるとカスタマイズ性に欠けあなたの個性を出しにくいため、他のブロガーとの差別化が難しくなります。
・SEO対策が不十分
無料テーマは有料テーマと比較するとSEO対策が不十分なものが多いです。
・プログラミングの知識が必要
有料テーマであれば標準で備わっている機能が無料テーマには無い場合があるため、あなたの思い通りのブログを作成するには「CSS」や「PHPファイル」を操作できる程度のプログラミング知識が必要な場合があります。
・プラグイン数が増える
有料テーマと同等の機能を備えようとするとプラグインをたくさん導入しなければならない場合があります。
プラグインの数が多くなるとお互いが干渉し合って不具合が出たり、ブログの表示速度が落ちたりすることがあります。
有料テーマ
メリット
・デザインをカスタマイズしやすい
無料テーマと違い、ブログの上下部、サイドバー(左右)、見出しなど細かく設定できるため、webデザインの経験がなくても自分好みのデザインにしやすいです。
・SEO対策がしっかりしている
無料テーマに比べるとSEO対策がしっかりしているため、プラグイン数を抑えることができます。
・プログラミングの知識がなくてもいい
ボックスやボタンなどをコード入力無しで簡単に設置できる機能が充実しています。
・収益化の効率が良い
無料テーマよりしっかりしたSEO対策がされており、コード入力やカスタマイズに時間を取られることなく記事を投稿することに集中できるため、収益化の効率が上がります。
・サポート体制が整っている
「ブログのレイアウトが崩れた」「エラーが出て動かない」など自分では解決できない問題が生じた時に、有料のテーマの多くはテーマの運営者に質問できるといったサポート体制が整っています。
デメリット
・お金がかかる
有料テーマは、1~3万円くらいの金額がかかります。
「実際に使ってみたら前のテーマの方が良かった」「自分にはブログが向いていないことがわかりやめてしまった」といった時に、テーマを購入した代金は無駄になってしまいます。
おすすめのテーマ
上記した「テーマを選ぶ時にこだわる点」を満たしているおすすめのテーマを紹介します。
無料テーマ
Cocoon(コクーン)
無料テーマと言えば必ず紹介されるのが「Cocoon」です。
残念ながら「Cocoon」が優秀すぎるため、他の無料テーマは紹介できません。
とても人気があるため使用している方も多く、無料とは思えないほど高機能で万能型のテーマです。
上記した「メリット」「デメリット」を比較してみて、シンプルなデザインで副業やお小遣い稼ぎとして少し稼げればいいという方であれば、有料テーマにせずに「Cocoon」を使ってもいいかもしれません。
細部にこだわったデザインにしたいけれどカスタマイズに自信の無い方や、記事を書くことに集中したい方は迷わず有料テーマにすることをおすすめします。
有料テーマ
有料テーマについては、下に紹介しているものであればあなたが運営していくブログに合ったものや、それぞれの公式HPに行って気に入った機能やテンプレートがあれば、そのテーマにして問題ないと思います。
当ブログでは「AFFINGER」を使用しているため、いろいろなカスタマイズについて紹介している記事がたくさんあります。
「AFFINGER」以外でも、ここで紹介しているテーマは、一度購入すれば複数サイトに使用することができ、デザイン性も高くSEO対策も充実していて使いやすいものばかりです。
紹介している金額は単体のもののみの場合です。
初心者用などセット販売しているものについては、それぞれのサイトでセット内容や金額についてご確認をお願いします。
AFFINGER(アフィンガー) ¥14,800(税込)
ブログアフィリエイトで稼ぐことに特化しており、収益化させるのに便利な機能が充実しています。
カスタマイズ性が高くデザインバリエーションが豊富なため、迷うという方と好みのデザインにできていいという方がいるようです。
THE THOR(ザ・トール) ¥16,280(税込)
デザインが豊富なため、あなただけの個性を生かしたデザインにしたい方に向いています。
プロのデザイナーが作成したデモサイトと同じものをワンクリックで使用できる「デザイン着せ替え機能」があるため、その機能を使用した場合は初期設定に時間がかかりません。
WordPressのテーマの中では比較的新しいため、AFFINGERのように情報量は多くはないようですが、ユーザーがどんどん増えているため今後はそういった悩みは解決しそうです。
SWELL(スウェル) ¥17,600(税込)
使いやすさにこだわったテーマで、デザインも6種類あるデモサイトから選べばすぐに変更することができます。
文字を書いた後の装飾などがとても簡単で、ブログの表示スピードが速いです。
のらねこがブログを始めた時にはまだ新しいテーマで情報量が少なかったため選びませんでしたが、今からブログを始めるならSWELLをテーマにしていたと思います。
SANGO(サンゴ) ¥14,800(税込)
他の有料テーマに比べ金額や安く、ふんわりとした可愛くおしゃれなデザインが多いテーマです。
シンプルなものや格好良い感じが好みの方には不向きです。
ブログのデザインがほぼ決まっているため、自分好みにしたい場合はカスタマイズするためのプログラミング知識が必要であり、そういった知識がない初心者には難しいテーマのようです。
逆にある程度のプログラミング知識がある方からは推奨されています。
賢威8.0(ケンイ) ¥27,280(税込)
他のテーマに比べると値段が高いですが、会社のHPやHP型のサイトを運営している方は高いSEO対策で検索上位を狙うのに適したテーマです。
専用のフォーラムは評判がよく、初心者の質問にも賢威のサポート担当のプロが回答しアドバイスしてくれるので、手厚いサポートを受けながらブログを運営していきたい方に向いています。
テーマのインストール
テーマが決まってダウンロードできたら、テーマをインストールします。
ダウンロードデータの中には特典やプラグインが含まれている場合がありますが、インストール方法は同じなので今回紹介するのは「テーマ」のみです。
特典やプラグインについてはこちらで紹介しています。
AFFINGER(アフィンガー)をインストール後初期に設定すること
当ブログでは「AFFINGER」を使用しているため、その画像を使って紹介していきます。
WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規追加」→「テーマのアップロード」を選択します。
ダウンロードした「WordPressのテーマ」フォルダの中にある「affinger」のzipファイルをドラッグ&ドロップし「今すぐインストール」しましょう。
終了したらもう一つある「affinger-child」も同じようにインストールします。
必ず両方のファイルをインストールしてください。
WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」を選択すると、今インストールしたものが表示されるので、「affinger-child」の方を「有効化」してください。
「affinger」を親テーマ、「affinger-child」を子テーマと呼びます。
親テーマは配布先でテーマの更新が行われる毎に変更されます。
親テーマを有効化して使用すると、更新毎にせっかくあなた好みにカスタマイズしたものが初期化されてしまいます。
また、親テーマを直接カスタマイズして失敗すると画面が崩れたり、真っ白になり何も表示されなくなることもあります。
子テーマを有効化した場合、カスタマイズしたものは親テーマに反映しつつ、配布先でテーマの更新が行われても影響を受けずにカスタマイズしたまま残ります。
子テーマは親テーマが無いと機能しないため、必ず両方のzipファイルをインストールする必要があります。
テーマのインストールはこれで終わりです、お疲れ様でした。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
この記事では、WordPressの無料テーマと有料テーマの比較とおすすめのテーマ、テーマのインストールについて紹介しました。
テーマは、途中で変更するとそれまでカスタマイズしたデザインが崩れてしまうため最初に決めてしまった方がいいのですが、初めての方には正直どのテーマが合っているのかなどがわからないためなかなか決めることができないと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。